mochitaro2020の日記

昭和58年生まれのリトルトゥースが自己肯定感を育むためにアウトプットしてくブログ。我が子が社会人になる頃に幸せに自立できるように。

『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス

  • 作者:明橋 大二
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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(画像が逆さまだがもうめんどいのでそのまま)

長男を出産して5年。育児書を読むのが好き。育てやすい長男。さらに育てやすい長女。育児書通りにならないとよく聞くけど、私の場合は逆に「ほー!あの行動の背景はこんな人間の発達の特性があったのか!」と人間の成長の仕方の規則性に驚く。最近は親の心理とかその環境をいかに良好にするかなどに興味がある。ここ数世代、人間の生活環境が激変して子育て環境も色々歪が出ているのにまだ事態が好転しないことに苛立ちと疑問と不満と色々。

でも自分自身はけっこう子育てが好きで、けっこううまくいってると思っているし、こんなに可愛くて良い子たちに囲まれて今は人生で幸せの絶頂にいると日々思っている。旦那さんもほんとに、育児をよく分かってて、母親のメンタルケアまで含めて育児だと心得てくれてて、ありがたいというか神々しい。

そんな状況で回りの人がしんどそうだから助けたいなんか言うのは傲慢だろうか、上から目線だろうか。(育児支援をライフワークにしたいなとぼんやり思ってて、保育士試験を受験予定)

でも、本来のびのびと、生来の良いところを伸ばして幸せに育っていくはずの子供が、正しくない子育て方法によって、悲しい思いをしたり、親も辛い思いをしたりするのはいやだなぁとこの5年ずっと思ってきた。妊娠中からだと6年。

私の母も子育て上手ではなかったと思うし、それで大人になって子育てをしている今思うところもたくさんあって、その自分の精神的なねじれをこのブログでほどいて行けたらと思っているんだが、まぁ虐待というほどではなかったと思うし、環境とか時代のせいでもあって、私の母ぐらいの子育てスキルの人はたくさんいて、私くらいの心のねじれ方の親なんかたくさんいると思う。


やっと、本の話題にたどり着いたけど、「親自身の自己肯定感」に言及しているのがこの本の画期的なところだと思う。そんな親が自己肯定感を上げる具体的な行動、考え方が載ってたのが良かった。

  1. 境界線を引く
  2. 自分をほめてくれる人を周囲に持つ
  3. 自分で自分をほめるレッスン(自分の長所にフォーカス、できなくてもOK、比較するなら以前の自分と)

自己肯定感が低くても大丈夫!


ページ的には少ないので、実際に自己肯定感の低さを感じながら親をやってる本人が自分を変えようと思ったらまた別途本を読んだり色んなアプローチがいると思う(私がそう)。でも、子育てのしにくさの一因が自分自身の自己肯定感の低さにあるって気づいてない人にとっては画期的な指摘。そして、他人の意見に飲み込まれてしまわないように、境界線を引いてもいいんだって、知らなかった。てかそうせんな自分がつらいし、自分を守る方法があるなんて、という感じ。対人的に楽になるスキルを知らないまま育ったんやなぁと、発見した。

最近、受容ということについて考えてて、「(相手とわかり合うことを)(自分の考えをわかってもらうことを)諦める」「見限る」「突き放す」とかとニアリーだなぁ、受容てどうやるんやろ、はいはい〜そうやね〜と聞き流す、理解することを手放すに近いよな。


ん、なんか遠ざかったな。まぁ手始めなので仕方ない。


あ、で、この本を貸してくれたのが、小学校の先生をしていて、2歳前の第一子を育ててるママで、その人との話での気付き。

  1. 小学校はこれまで中学校との学習的な接続が重視されてきた。けど最近は幼稚園保育園との接続が重視されてきてるんやけど、小学校の先生は小さい子の子育てとか、幼稚園保育園で何してるかについては知らない。→この本を読んで、小学校で躓く子の理由が少し分かった。つまずいたり、困ってるとこを、幼児の頃の育ちまで遡ってサポートしてあげたら、解決することもあるんちゃうか。
  2. 活字が苦手でもわかりやすい本ですよ〜→確かに、最近の子育て方法のトレンドをざっとまとめて読みやすく漫画でまとめてあって、子育てする上での心構えみたいのが理解できてよい。


トータル、よくまとまってわかりやすい本!そりゃ売れるよねー